黙ってayuを聞け

浜崎あゆみさんの歌 とりわけ歌詞の魅力を語るブログ

ayuフルアルバム

7thアルバム『(miss)understood』(後編)

〔『(miss)understood』の記事 【前編】 【中編】 【後編】 〕 Will 37thシングルのカップリング。当該記事を参照。 HEAVEN 37thシングル。当該記事を参照。 Are You Wake Up? 作曲・編曲:CMJK インストゥルメンタル。ギターのクールな音が印象的で、更に電…

7thアルバム『(miss)understood』(中編)

〔『(miss)understood』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 alterna 36thシングルのカップリング。当該記事を参照。 In The Corner 作曲:GEO of SWEETBOX 編曲:tasuku ストリングスの音が軋むように、スリリングに響くR&B。「こわがらないで」と始まるの…

7thアルバム『(miss)understood』(前編)

あゆの持つ“あゆらしさ”は、それが世に広く知られるものであれ、あるいは熱心なファンこそ知っているものであれ、作品を重ね、変化や進化、挑戦を繰り返すうちに研ぎ澄まされたものである。例えばハードロック路線という一つの軸にしても、初めから前面に出…

6thアルバム『MY STORY』(後編)

〔『MY STORY』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 Kaleidoscope 作曲・編曲:HΛL サラサラと小さなカケラたちが流れるような音と、鏡のようにキラキラした音が重なり合うインストゥルメンタル。HΛLさんの透明感ある演出で、次々と表情を変える幻想的な世…

6thアルバム『MY STORY』(中編)

〔『MY STORY』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 Liar 作曲:池本雷太 編曲:CMJK + イズタニタカヒロ インストゥルメンタルを挟んでここから3曲、ダークで悲しげな曲が続く。どれも失恋を思わせる内容だが、同じ出来事を違う角度で描いたのか、それとも…

6thアルバム『MY STORY』(前編)

歌詞カードにあゆの一日を追った写真が載せられているのは1stアルバム『A Song for ××』以来だが、『A Song for ××』がプライベートなイメージの静かなものだったのに対し、今作はスターの華やかな一日といった趣である。ジャケットは一日の最後に出てきたキ…

5thアルバム『RAINBOW』(後編)

〔『RAINBOW』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 Dolls 作曲:CREA 編曲:HΛL 北野武監督の映画『Dolls』をイメージした作品だという。もちろん映画と合わせて楽しむことも出来るだろうが、この作品一つでも豊かな世界を持っている。曲調は物語的で、楽園…

5thアルバム『RAINBOW』(中編)

〔『RAINBOW』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 Over 作曲:CMJK 編曲:梅崎俊春、佐藤あつし そぼ降る雨のように物悲しい、ミディアムテンポの作品。サビ部分は強めにリズムを刻んでいるが、全体としてはピアノを切なく響かせながら幻想的な音が交じり…

5thアルバム『RAINBOW』(前編)

タイトルの「A」の文字はロゴ表記。ジャケットと歌詞カードは空のような青を基調に、虹の色を髪や衣装にあしらったあゆが登場する。曲目に「00:RAINBOW」と記載されているが、このアルバムには収録されていない。初回盤の購入者がサイトにアクセスして新曲『…

4thアルバム『I am...』(後編)

〔『I am...』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 ℳ 19thシングル。当該記事を参照。 A Song is born チャリティー・シングル『a song is born』のソロバージョン。ヴォーカルがあゆ一人になったこと以外に変わったところはない。 Dearest 24thシングル。…

4thアルバム『I am...』(中編)

〔『I am...』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 Naturally 作曲:CREA 編曲:CMJK シンセの色合いが強いロックで、アクティヴな楽曲。描かれているのはあゆ自身のこれまでの歩みだろうか。 ひたすらに目的地を目指していたはずが、何か違和感を覚え、引…

4thアルバム『I am...』(前編)

CREA名義で作曲を手掛けた作品がほとんどで、そしてその多くはハードなロックナンバー。「ロックなあゆ」を象徴するアルバムとなった。ジャケット及び歌詞カードでは、ツタを全身にまとったあゆが、白い鳥を連れて青空の下の砂漠を放浪している。 作曲への挑…

3rdアルバム『Duty』(後編)

〔『Duty』の記事 【前編】 【後編】〕 SURREAL 同時発売の17thシングル。当該記事を参照。 AUDIENCE 作曲:D・A・I 編曲:HΛL 『SURREAL』から続く、ノリの良いナンバー。このアルバムで一番、元気でポジティヴな歌だろう。 「聴衆」を意味するタイトル通り…

3rdアルバム『Duty』(前編)

陰の色が濃いアルバム。『A Song for ××』は陰の部分のインパクトが強いものの、実は明るい曲やほのぼのした曲もあったし、『LOVEppears』は歌詞が暗くても曲のノリが良く、高揚感と組み合わさっていることも多かった。この『Duty』は、「絶望三部作」を含ん…

2ndアルバム『LOVEppears』(後編)

〔『LOVEppears』の記事 【前編】 【後編】〕 P.S II 作曲:桑原秀明 編曲:HΛL 1stアルバム『A Song for ××』収録『POWDER SNOW』のリアレンジ。タイトルは「POWDER SNOW」と「追伸」が掛かっているのだろう。 『POWDER SNOW』の繊細さとは全く違い、ずっし…

2ndアルバム『LOVEppears』(前編)

11thシングル『appears』と同時発売で、ジャケットは俗に「白あゆ」と呼ばれる。タイトルは「LOVE」と「appears」を組み合わせた造語で、あゆ曰く「目に見えるものと真実とのギャップ」という意味だそう。ダークな内容の歌詞は1stアルバム『A Song for ××』…

1stアルバム『A Song for ××』 (後編)

〔『A Song for ××』の記事 【前編】 【後編】 〕 As if... 作曲:菊池一仁 編曲:本間昭光 もしや、道ならぬ恋?二人の関係が岐路に立たされ、陰りが見えてきた頃の不安が伝わってくる。 「私」はこんなにも切実で、「あなた」に聞いてほしい思いがたくさん…

1stアルバム『A Song for ××』 (前編)

「エイ・ソング・フォー」と読む。「××」には、誰の名前を入れようか。 どんな色にも染まっていない1stアルバム。あの「A」のロゴもまだ表れていなしいし、歌詞カードに写るあゆは静かな1日を送っている。ヴォーカルはまっすぐで、あの個性的な歌い回しはま…