黙ってayuを聞け

浜崎あゆみさんの歌 とりわけ歌詞の魅力を語るブログ

1stシングル『poker face』

poker face

作曲:星野靖彦

編曲:本間昭光

 

記念すべきあゆのデビュー曲。

 

「ホントの自分の姿」に悩んだり、「人はいつだってひとりぼっち」という孤独感は、あゆの綴る歌詞に多く登場する心情だ。「泣く位簡単だけど笑っていたい」という、「涙」と「笑顔」の対比の表現もよく見かける。一方で「あなたの愛がほしいよ」という表現は、あゆの歌詞の中でもなかなかないほどストレートで大胆かもしれない。

どことなく焦りながらも前へ進もうとするような曲調は、悩みや孤独感を抱えつつも「大切なモノを守り通そう」「キズを負ったらまた立てばいい」とも訴える歌詞と寄り添う。

ちなみに、ジャケット写真ではあゆの顔に重なるように黒い線が入れられている。後々たくさん撮られたような、強い眼差しのジャケットとは違い、控えめな様子だ。

 

涼しい「真顔」で幕を開けたように見えるあゆ。その胸の内にどんな葛藤があったのだろう? この先のあゆを知る“未来”の私達から見るに、歌手として世界を拓き出したこの作品の中には、既にたくさんの可能性が溢れている。

 

 

歌詞リンク:浜崎あゆみ poker face 歌詞 - 歌ネット

 

 

FRIEND

作曲:星野靖彦

編曲:本間昭光

 

かわいらしく、率直な歌である。「くり返しくり返し」という歌詞の“くり返し”が印象的。

あゆは、いわゆる「恋愛」以外の解釈も出来る、広い意味での「愛」を感じるラブソングを多く歌う。はっきりと恋について歌ったものもあるが、大きく「守りたいもの」「大切な人」というくくりの方があゆは好きなのだろうか。それを考えると、「友達」を歌うこの楽曲は(仮に「友達」という言葉を借りただけであったとしても)、あゆ作品の中では稀有な存在だ。それがデビューシングルに収録されているというのも、なかなか興味深い。

 

 

歌詞リンク:浜崎あゆみ FRIEND 歌詞 - 歌ネット

 

 

再考:『poker face』

 

 

2018年10月2日(火)

浜崎あゆみさん、お誕生日おめでとうございます🎉

素敵な歌を生み出して下さること、感謝しています。