黙ってayuを聞け

浜崎あゆみさんの歌 とりわけ歌詞の魅力を語るブログ

ベストアルバム『A SUMMER BEST』

あゆの“夏歌”を集めたベストアルバム。「エー・サマー・ベスト」と読む。タイトルの「A」はロゴ表記。 心躍らせる楽しい歌、しんみりと切ない歌。始まる恋、終わる恋。シングル、アルバムを問わず、それぞれの夏を描いてきたあゆの歌が集められ、その色彩の…

13thアルバム『Party Queen』(後編)

〔『Party Queen』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 a cup of tea 作曲・編曲:CMJK インストゥルメンタル。軽やかに弾む音が楽しく、どこかコミカル。もうお酒はやめにして、お茶を飲む事にしたらしい。あゆにお茶を勧められたら、是非とも頂きたいもの…

13thアルバム『Party Queen』(中編)

〔『Party Queen』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 call 作曲:大西克巳 編曲:tasuku インスト曲を挟んで、ここからはあゆ独特の自省的な路線となる。会場から出て冷たい夜風に当たり、パーティーの酔いを徐々に醒ますかのようだ。浮かれた空気は消え…

13thアルバム『Party Queen』(前編)

デジタル・ダウンロードシングルの『how beautiful you are』を除いて先行発売した曲が無く、ほとんど新曲だけで発表されたアルバムである。以降、あゆはアルバム中心のリリースにシフトしていく。 『Rock’n’Roll Circus』と同じくロンドンで収録された今作…

3rdデジタル・ダウンロードシングル『how beautiful you are』

how beautiful you are 作曲:Timothy Wellard 編曲:中野雄太 ティミーさんの作曲した、コーラスが印象的なバラード。初めはほとんどピアノとあゆのヴォーカルだけで静かに始まり、徐々にストリングスも加わって少しずつ高揚していき、最後は神々しいコーラ…

2ndデジタル・ダウンロードシングル『Happening Here』

Happening Here 作詞:小室哲哉、前田たかひろ 作曲:小室哲哉 編曲:CMJK trfさんの楽曲をカバー。オリジナルはあゆが『Startin’/Born To Be...』にカバーを収録している『teens』と両A面シングルとしてリリースされている。 原曲はビートが強めに打ち出さ…

2ndミニアルバム『FIVE』

ミニアルバムとしては『Memorial address』から久しぶりのリリース。タイトル通り5曲収録されたその内容は、先行シングルなしの全て新曲であり、フィーチャリングも2曲あるという意欲に溢れたものだ。ジャケット及び歌詞カードのメタルグレーの色味、黒い衣…

コラボレーション・シングル『Dream ON』(「URATA NAOYA feat. ayumi hamasaki」名義)

12thアルバム『Love songs』と同時発売されたコラボレーション・シングル。AAAの浦田直也さん名義の作品であり、あゆはプロデュース及びフィーチャリングという形で共演。 発売形態はCDのみ盤、DVD付属盤の2種類。CDのみ盤にはDVD付属盤のCDにはないリミック…

12thアルバム『Love songs』(後編)

〔『Love songs』の記事 【前編】 【中編】 【後編】 〕 Sweet Season 50thシングル。当該記事を参照。 overture 作曲・編曲:中野雄太 インストゥルメンタル。穏やかで、時に感傷的なメロディーを奏でつつも、徐々に湧き上がる気持ちを抱いて飛び立つかのよ…

ご無沙汰してます

いつもブログを読んで下さっている皆さん、ご無沙汰しています。あゆりあです。 こんなに期間が空いてしまって、もしかしてご心配かけてしまったでしょうか? 大丈夫、私は元気です。 何故空いてしまったのか。忙しさのせい、と言うと本当に言い訳になってし…

12thアルバム『Love songs』(中編)

〔『Love songs』の記事 【前編】 【中編】 【後編】 〕 insomnia 作曲・編曲:小室哲哉 インストゥルメンタル。無機質に刻まれるリズムに、時折ピアノが滴り落ちる雫のように鳴り響く。タイトルは「不眠症」という意味。どことなく緊張感のある空気には、あ…

12thアルバム『Love songs』(前編)

収録曲の多くを小室哲哉さんが手がけたアルバム。前作『Rock’n’Roll Circus』のダークなハードロックとはがらりと雰囲気が変わり、軽快なシンセポップの色合いが強い。そうした曲調から言えば、48thシングルの『MOON』『blossom』が星野靖彦さんからの久しぶ…

50thシングル『L』

前作からわずか一週間後にリリースされ、遂に50枚目に到達したシングル。トリプルA面。DVD付属盤とCDのみ盤が2種類ずつの計4形態で、収録された曲順やリミックス、PVのメイキング映像に違いがある。ジャケットは自分の顔の仮面を持つあゆで、仮面の方は目を…

49thシングル『crossroad』

50thシングルに向かう第2弾。KEIKOさんとのデュエット『a song is born』で楽曲を提供した小室哲哉さんが、今度はあゆ単独と組んだ。 DVD付属盤と、2種類のCDのみ盤の3形態でリリース。CDはそれぞれ収録されたリミックスが違う。DVDには『crossroad』のPVと…

48thシングル『MOON/blossom』、『blossom/MOON』

両A面シングル。50thシングルに向かう第1弾。デビュー曲の『poker face』、『A Song for ××』など、初期のあゆ作品を多く手掛けた星野靖彦さんが、久しぶりに楽曲を提供した。 『MOON/blossom』『blossom/MOON』それぞれのCDのみ盤と、『MOON/blossom』のDVD…

11thアルバム『Rock’n’Roll Circus』(後編)

〔『Rock’n’Roll Circus』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 Sexy little things 作曲・編曲:中野雄太 軽やかに飛び跳ねるような、何処かおかしみを誘う曲調で、エレクトロ・スウィングの趣もある。歌詞は前曲『Lady Dynamite』に引き続き、女性に求めら…

11thアルバム『Rock’n’Roll Circus』(中編)

〔『Rock’n’Roll Circus』の記事 【前編】 【中編】 【後編】〕 Last Links 作曲:湯汲哲也 編曲:CMJK 作曲者と編曲者が共通している『count down』とは、似ているようで違う曲。こちらはもう少しテンポが速く、からりとしたギターの音が特徴で、歌詞も比較…

11thアルバム『Rock’n’Roll Circus』(前編)

アルバム曲をロンドンで録音したという今作は、「ロックンロール」や「サーカス」という楽しげな単語とは裏腹に、沈み込むような重さが目立つ。その重さは『GUILTY』にも近いものがあるが、『GUILTY』が曲順に従って明確に雰囲気が明るくなっていったのに比…

47thシングル『You were.../BALLAD』、『BALLAD/You were...』

両A面シングル。『You were.../BALLAD』『BALLAD/You were...』それぞれのDVD付属盤と、『You were.../BALLAD』のCDのみの3形態。CDは曲順と収録されたリミックスに違いがある。DVDには両曲のPVと、『You were.../BALLAD』には『You were...』、『BALLAD…

46thシングル『Sunrise/Sunset ~LOVE is ALL~』

両A面シングル。同じメロディーの楽曲に、違う歌詞を乗せ、違うアレンジを施すという試みがなされた2曲。ジャケットは南国のような景色の中、ブラウンのビキニにパレオという姿で立つあゆ。CDのみ盤とDVD付属盤で少しポーズが違う。DVDには両曲のPVと、『Sun…

再考:『Duty』(後編)

参照:3rdアルバム『Duty』(後編) 17thシングル『SURREAL』 SURREAL 「背負う覚悟の分だけ可能性を手にしてる」と言い切り、同情心は「まるで役にも立たないね」と突き返す。「大事なモノ」に伴う痛みを自覚し、「感覚だけは閉ざしちゃいけない」と心に決…

再考:『Duty』(前編)

参照:3rdアルバム『Duty』(前編) 勢い良くスターへと上りつめる『LOVEppears』と、作曲も手掛けながら新たにハードロック路線を獲得していく『I am...』の間に、この『Duty』がある。『A Song for ××』からだんだんと状況や心境に変化はあったにせよ、自…

再考:『A Song for ××』(後編)

参照:1stアルバム『A Song for ××』(後編) As if... 道ならぬ恋の雰囲気を漂わせながらも、あまりドロドロしたものは感じさせず、あくまでピュアな雰囲気でアルバムに溶け込んでいる1曲。 なにか事情のある二人にとって、「これから先の事」は重くのしか…

再考:『A Song for ××』(前編)

参照:1stアルバム『A Song for ××』(前編) モノクロのジャケットに映ったあゆは、覗き込むような瞳でこちらを見ている。あゆの力強い眼差しを強調したジャケットはいくつもあるが、この時は力強さよりも、飾らない想いを伝えたいというひたむきさを感じる…

再考:『Depend on you』

参照:5thシングル『Depend on you』 Depend on you 「目指してたゴールに届きそうな時 本当はまだ遠いこと気付いたの?」「ずっと飛び続けて 疲れたなら」描かれている現実はなかなか厳しい。心の逸る曲調でも、勢いに任せて自由に羽ばたくのではなく、これ…

アカペラ公開に思うこと

あゆりあです。こんにちは。 ご存知の方も多いと思いますが、あゆ作品のアカペラ音源を公開し、自由なアレンジを募集する「ayuクリエイターチャレンジ」が行われています。 私はまず、「声だけ」となったあゆ作品を楽しんでいますよ。 言うまでもなく、一つ…

再考:『For My Dear...』

参照:4thシングル『For My Dear...』 For My Dear... 「いちばんに言いたい言葉」とは何だろう。「いちばんに聞きたい言葉」とは何だろう。「歌をうたい続けて」いることも、「人を好きになったりする」ことも、その言葉に辿り着くためなのかどうかは「かも…

再考:『TRUST』

参照:3rdシングル『TRUST』 TRUST 「赤い糸」を信じず、「運命はつかむものだと思った」という主人公の「私」はなかなかシビアなイメージだ。現実を見ているからこそ、取り巻く世界に疲れてしまうし、「周りばかり気にする」。「あなた」を心から信頼できる…

再考:『YOU』

参照:2ndシングル『YOU』 YOU 春夏秋冬の細やかな表情を描く歌詞が、明るくキラキラとしたサウンドの、ゆったりと穏やかなこの2ndシングル曲で既に現れている。「夢中になっていく」日々を綴っているのだが、「夏の雲途切れては消えていった」のような、そ…

再考:『poker face』

参照:1stシングル『poker face』 poker face 「いつだって泣く位簡単だけど 笑っていたい」「あなたの愛が欲しいよ」ストレートで切実なメッセージ、しかしタイトルは「無表情」。この世界観が、そのままずっとあゆ作品に連なっているように見えるのは気の…