ℳ
19thシングル。当該記事を参照。
A Song is born
チャリティー・シングル『a song is born』のソロバージョン。ヴォーカルがあゆ一人になったこと以外に変わったところはない。
Dearest
24thシングル。当該記事を参照。
no more words
作曲:CREA + D・A・I
楽曲は神秘的で浮遊感のある出だしから、そっと歌に入り、徐々にリズムが強くなる構成。ロックバラードだが、重さよりは力強さを感じる。
知っては忘れ、美しいからこそ汚れる。何かを犠牲にして何かを守る。必ず訪れる命の終わりまでに繰り返す業を、主人公はただただ並べていく。一生を通じての目線は『Dearest』や『Connected』でも描かれてきたし、「生きとし生けるもの全て」を歌うスケールの大きさは『a song is born』に通じるものがある。あゆ作品によく登場する「人は皆」「誰もが」のような共感を呼ぶ言い回しが、この頃の作品ではこうして壮大な場面でも使われるようになった。
主人公は、勝者と敗者なら僕は敗者がいい、と語る。業深い命を生きる上で、勝利に意味を感じていないのかもしれない。そして、「君」に今は何も伝えられず、話すのをやめてしまう。「言葉はそうあまりにも 時に無力だから」。このアルバム『I am...』は、「たったひとつの言葉を探してる」と歌う歌で幕を開けたが、終盤に来て言葉の無力さに気付いてしまうのだ。自ら言葉を尽くして歌詞を綴るあゆだからこそ、語るべきことが無くなる、その意味は途方もなく深い。
歌詞リンク:浜崎あゆみ no more words 歌詞 - 歌ネット
Endress sorrow ~gone with the wind ver.~
編曲:CMJK
22ndシングル『Endless sorrow』のリアレンジ。曲調は、重さや苦しさに満ちていたオリジナルに比べて、ふわりと吹く風のような軽やかさと爽やかさに満ちている。あゆのヴォーカルも優しい。歌のメロディーと終盤の歌詞も一部変更されており、特に歌詞は「僕」に残された「ひとつの翼」の存在がよりはっきりしていて、オリジナルよりも前向きなイメージが増すものとなった。
歌詞リンク:浜崎あゆみ Endless sorrow~gone with the wind ver.~ 歌詞 - 歌ネット
flower garden
作曲:CREA + D・A・I
前曲から再生をしばらく続けていると始まるシークレットトラック。
歌詞の中では、「君」と「僕」の生き方やものの捉え方の違いが語られる。そして「君がいて 僕がいる」「それが全てさ」と楽しげに続く。それぞれ違う人間がそこにいる、ただそれだけを認めること。色とりどりの花が咲く園のように、同じではない「僕」と「君」の存在が世界の全てである。
ライブで盛り上がる掛け合いの含まれた、ノリのいいロックナンバーだ。一人一人が想いを込めて声援を送る姿も、あゆには花園のように見えるだろうか。