黙ってayuを聞け

浜崎あゆみさんの歌 とりわけ歌詞の魅力を語るブログ

30thシングル『forgiveness』

forgiveness

作曲:CREA + D・A・I

編曲:CMJK

 

UNITE!』からの『Dearest』、『H』からの『Voyage』のように、今回も夏歌シングルの次にバラードが生まれた。ただしこの『forgiveness』は、少しだけ雰囲気が違う。

曲調はオーケストラサウンドで、初めはピアノ中心でシンプルに、Bメロから徐々に盛り上がり、サビでは分厚いコーラスと共に壮麗な世界を描き出す。雰囲気としては『Voyage』とも通じるものがあるが、今作はメロディーも歌詞も難解で、より抽象的だ。

人は生きているうちに、「過ちを犯」してしまうものなのだという。皆が「何もなかったような顔」をしているけれど、「戦いは終わらない」。全ては「愛を守るため」に……。「俯瞰」や「傍観者」などの堅い言葉や、「僕達はほんの 点でしかなく 全てでもあって」「ここが宇宙(そら)を漂うだけの 小さなかたまりでも」といった壮大で哲学的なフレーズが、聞き手の思考を深みへと引きずり込む。

Dearest』や『Voyage』が幸福な愛の物語なら、『forgiveness』は愛の持つ厳しい側面を描いた作品だ。人が生きる上で避けられない宿命を炙り出したという点では、『no more words』が近いかもしれない。「戦い」とは何だろう? 自分の守りたい愛が、誰かの守りたい愛とぶつかってしまうことだろうか。それとも、いずれ誰かと「結び合う」ために越えなければならない障害だろうか。終わらないその戦いに、「許し」は与えられるのだろうか――。

ジャケット及びPVはCGを中心に作られたファンタジックな世界観で、妖精の女王のようなあゆが登場する。

 

 

歌詞リンク:浜崎あゆみ forgiveness 歌詞 - 歌ネット 

 

 

 

 

先日、過去の記事を読み返したところ、やはり誤字脱字がいくつか見つかり、やれやれという感じです💦

1つ1つは大したものではありませんが、『I am...』の後編で意味不明な箇所があったのには、さすがに脱力……。いつも確認してから投稿しているはずなのに。

もちろん、文章そのものの意味が大きく変わったわけではないので安心して下さい。

そして、何かお気付きの点があれば是非、教えて下さい。