「エー・ベスト」と読む。「A」はロゴ表記。
ファンなら知っていることだが、あゆは当時このベストを出すことに乗り気ではなかったらしい。モノクロのジャケットのあゆは泣いていて、歌詞カードにほとんど姿を見せず、最初の3曲は少しアレンジを加えヴォーカルを録り直して歌い回しが変わっている、断り書きがなくともアレンジ違いなどが収録されている曲もある、『M』はこのベストの後わざわざ4thアルバム『I am...』にも再録されている……など、あちこちに「抵抗」したような痕跡が見られる。
とはいえ、出したタイミングからすればまさしく「ベスト」な内容である。初期の楽曲から、ターニングポイントになった楽曲、スターダムへと押し上げたヒット曲、「絶望三部作」、初めて作曲を手掛けた『M』、人気のアルバム曲、それらがバランスよく入っていて、ここまでのあゆの歴史がきちんと語れる1枚になっているのだ。あゆの涙に思いを馳せつつ聴き込みたい。
リリースから15年後には、『A BEST -15th Anniversary Edition-』として再発。収録曲はリマスタリングされ、豪華盤にはPVを収録したDVDとBlu-rayや各界の著名人のコメントを載せたライナーノーツ、Tシャツ、手書きの歌詞といった特典が付いた。
(New Vocal & Mix)
(New Vocal & Mix)
(New Vocal & Mix)
2ndアルバム『LOVEppears』と同じ音源。
サウンドには少しアレンジが加わり、音のバランスが違う。
ヴォーカルは録り直されている。
2ndアルバム『LOVEppears』と同じ音源。
2ndアルバム『LOVEppears』と同じ音源。